2006年11月04日

置き字の使い方とか意味とかの説明とか

今回は「置き字」についての勉強ですね。


「置き字」って何なのか!


「漢文の文章中に出てくるけど、読まない字」


はいそうです。それが置き字です。



なんで「置き字」って言うか、っていうと



「読まないで、置いてあるだけだから。」




最初はこんな程度に理解してると思います。



が。



読まないで置いてあるだけで、意味ないんだったら、なんで文章にでてくるわけ?




そうなんですよ


置き字にもちゃんと意味があるんですよ


つーわけで



今回は、置き字の意味をご紹介していきたいと思います☆


まず、置き字の種類は、とりあえず覚えておくべきなのはこれだけ。

而、於・乎・于、焉・矣、兮

では、順番に紹介していきましょう。


が、その前に、念頭にいれておくべき必須事項。


「ここで紹介した文字でも、その字に送り仮名がついていた場合は置き字ではないので読む」
その場合はもちろん書き下し文にもあらわれてきます。

ようは、ここで紹介する文字にも、置き字じゃない使い方もあるから気をつけろよ、ってことです。


んでは、紹介にはいりましょー




こいつは、「接続」の意味をもちます。


「風船をもらっ次の瞬間割った」



「風船をもらったけど次の瞬間ぶち割ってしまった。」


ね。こんな感じの意味を持つんですね。


た・だ・し。


上の2例を見てわかるように、こいつには、「順接」「逆接」両方の意味があるんです!


だから、文脈で判断するしかない、っていう話。


漢文ってこういう曖昧なトコ多いのよ、現在形過去形の区別がなかったりとかさ。



まあとにかく、このコ、日本語では「ジ」とか読むっぽい「」は、接続の意味があるんだよ、ってことね。


だから、この「而」の一個前に読む文字には「テ」とか「シテ」とかいう順接や、「ドモ」っていう逆接の送り仮名がつきます。

で、この「而」自体は読まない。


「而」に「テ」「シテ」「ドモ」っていう読み仮名を持たせて、読ませてあげてもいいような気もするけど、まあ決まってんだからしょうがない



次。



於・乎・于

こいつらを置き字として使ったときの意味は次の4つ。


at
by
from
than


もう、念仏のように覚えろ。4つ。


アットバイフロムザン。


「場所・対象・時間・目的・起点・比較・受身を表す」ってのは、あるけど、そうやって覚えるより早いでしょ☆



たとえば、

餓死於富士山。

「富士山」は「場所」だから、この漢文の意味は


餓死 at 富士山。


わかりやすいでしょ?☆


霜葉紅於二月花。


こいつには、白文で出たらしょうがないけど、訓読文ででたときは、「二月花」のあとに「ヨリモ」という送り仮名がついてます。

だから


霜葉 紅 than 二月花。


霜葉は二月の花よりも紅いってことです。


ね。


at
by
from
than


漢文の授業で普通に4つとも丁度いい具体例がでてくるはずなんで、でてきたら「そういやどっかのサイトに書いてあったなぁ」と思い出してやってくださいw



次。


焉・矣


文末に来て強めの意味をもちます。


うん。それだけ。


この文字が文末に来てて、なおかつ送り仮名がついてないときは、たんなる強め。


無視しても意味は通じます。 だから気にする必要はナッシング☆


強めは基本的に、訳に出す必要もなく、無視しても大丈夫です。


古典ででてくる助動詞「つ・ぬ」で、「てん・なん・つべし・ぬべし・つらん・ぬらん」のときは文法的意味が「強意」って、習いませんでした?


そして、文法的意味が「強意」のときは、訳出しません。


それと一緒ですb



次。





こいつは、もうホントに意味がありません。


「意味」ってものを持ってませんw


(∵)<「じゃあ先生、何でこの文字は文章中に存在するのー?」


はい、よく聞いてくれましたね☆(何このノリ


実はこのコには、「文章の調子をととのえる」っていう意味があるんです。


ほらあの、ラップみたいに、韻を踏む都合で、音数があわないときなんかにいれたりするわけですよ。


ただね。


日本で、漢文を中国語読みすることはないわけですから


昔の中国人がリズムをよくするためにこの置き時をいれたとしても、

日本語で読み直して時点で
リズムもクソもあったもんじゃないでしょーが☆


ということでもうこの文字はもう本気で無視してやってもかまいません。





はい。



以上、置き字の説明でした☆



〜本日のまとめ〜
それぞれの文字が置き字として使われてる場合の意味は次の通り
「而」-「順接」「逆接」を表す。
「於・乎・于」-「at,by,from,than」の意味を表す。
「焉・矣」-「強め」の意味を表す。訳に出さないことが多い。
「兮」-文の調子を整える。訳に出さないことが多い。てかほぼ出さない。


posted by 真田正大 at 22:34 | Comment(26) | TrackBack(0) | 漢文-基礎
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