2006年06月17日

滴定曲線について○


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前提記事:中和滴定


滴定曲線って何?

滴定曲線とはー


もともとある酸性または塩基性の液体に、それを中和させるための塩基性または酸性の液体を、何リットル加えたときのpHの値をとったグラフのこと。



現在参考画像を用意していなくて申し訳ありません。滴定曲線をお見たことがないという方は、教科書か、検索キーワード「滴定曲線」を参考に、曲線の形を把握してください。


滴定曲線は、極端な曲線になってます。



中和点のところでグワアーーーンっと、ほぼまっすぐ縦に伸びてます。



これはいったい何故なのでしょうか!



例えば、100ミリリットルの塩酸があるとして、そこに同じ濃度の1ミリリットルの水酸化ナトリウムを加えます。



pHはー・・・・ほぼ変化しませんよね。


だから、滴定曲線の右のほうや左のほうは、変化具合が小さいわけですよ。



次に、100ミリリットルの塩酸があり、そこに同じ濃度の100ミリリットルの水酸化ナトリウムを加えたものがあるとして、そこに1ミリリットルの水酸化ナトリウムを加えると


pHはー・・・・感覚的にはそんなに大きく変化するような感じはしないかもしれませんが、上の例よりは遥かに大きな変化がおこることがわかるはず。


中性の水溶液に、一滴の水酸化ナトリウムでもいれれば、一瞬で塩基性になりますからね。





だから、中和点のところでは、ほんの少し液を加えるだけで、pHが大きく変化するんですよ!



実際に計算すると、確かにこうなります。



さて。



滴定曲線、これ、一体何に使うのか。



使い方はいくつかありますが、まず出てくるのは


この、中和点付近の「曲線がほぼ縦一直線になってる部分」に、試薬の変色域がかぶっているかどうか。



それを判断するために使います。



どういうことかというと




たとえば、フェノールフタレイン。塩基性で赤色になる液体ですがー


pH8.2〜9.8で、無職から赤色に変わります。




この域に、例の「ほぼ縦一直線の部分」がかぶっていれば、この試薬(フェノールフタレイン)は中和時に使える、とわかるわけです。




「かぶっていなかったら、どうして使えないのか?」




それはですねぇ



例えば、酢酸と、同じ濃度の水酸化ナトリウムを混ぜて中和する場合。



酢酸は弱酸、水酸化ナトリウムは強塩基です。



なので、pHは、最初は低い値をとる塩酸と違って、最初からある程度高いところにあります。


(理由は、酸性が弱い→水素イオンが少ない→pHが高い



この反応の場合、中和点のところでのpHの変化、つまり、「ほぼ縦一直線の部分」が、pH6〜10くらいのところにきます。


このとき、pH8,2~9,8のところに変色域があるフェノールフタレインは、上と同様使えるのですがー




pH3,1〜4,4のところで赤色から黄色に変化する「メチルオレンジ」という試薬、これは使えません。



「ほぼ縦一直線の部分」よりも下に変色域がくるわけです。



すると、このメチルオレンジの変色域を通るとき、滴定曲線はまだ中和点に達していません。



つまり。



中和する前からメチルオレンジがオレンジから黄色に変わってしまうんです!




だから、使えません。



understand?





今回の記事は、ここまで!



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posted by 真田正大 at 22:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 酸と塩基、中和と塩
この記事へのコメント
月曜が試験なので大変助かります。
重要そうな所がカラーだったので分かりやすかったです。
それでは、試験頑張りたいと思います!!

真田正大
訪問・コメントありがとうございます。
試験頑張ってください!
Posted by 麗 at 2011年12月04日 18:08
わかりやすいです^^
滴定曲線がいまいち分からなかったので助かりました!!ありがとうございます
Posted by ゆたうま。 at 2012年06月17日 17:59
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