2006年05月09日

酸性、アルカリ性。液体の中ではこんなことが起こっている!


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「酸性」っていうと、レモンのすっぱさとか、酸性雨がビル溶かしたり森枯らすのが思い浮かぶと思います。


さて。

この液体はどういうふうになってるのか、というと。


+」というものが、HOの中に増えるからなんですね。


このを「水素イオン」といいまして。



こいつが、水の中に、普通より多く含まれてる状態、それが「酸性」なわけ。



逆にアルカリ性ってのは何か。


アルカリ性ってのは、「OH-」が普通より多く含まれてる状態。


「OH」は「水酸化物イオン」といいまして。


これが多く含まれてる状態が、「アルカリ性」なわけ。




ちなみに、「アルカリ性」のことを、「塩基性」といいます。何で中学と高校で呼び方が変わるかは、興味ある人は調べてみてください。面白い答えが得られる・・かどうかは知りません★


ちなみにこの「」と「OH」、どういう関係があるか、といいますと。




「H」と「OH」を単純にくっつけて見ましょう。


Hが二つに、Oが一つ。+−はそれぞれ相殺して±0。



ということは。



ですね。




そう、水が「」と「OH」に分かれるんですよ!




ビーカーの水の中には、大半がHOが入ってますが、中にはとOHに分かれて入ってる奴が、必ず存在します。

で、中性なら、この二つのイオンは同じだけ含まれます。ちなみに、含まれる濃度も決まってます。



そこに、「」を含む物質を溶かしたりしてが増えると酸性


OH-を含む物質を溶かしたりしてOH-が増えると、塩基性になるわけですb




〜〜ちなみに〜〜


「H+」とはどういう物質が、よく考えてみましょう。



は、水素原子が電子を一つ失って陽イオンになったもの、ですよね。


さてここで。


水素原子の電子の数っていくつでしたっけ。




・・・そうです。


一つです。


そっから電子が一つなくなるんです。




・・・・。



原子核だけ飛び回ってるってこと???



残念違いますw




この、実は、水の中では、HOとくっついて、「」として存在するんです。




これを「オキソニウムイオン」といいます。



だから厳密には、HとOH-の数を比較して、酸性だの塩基性(アルカリ性のことよ?)だの言うべきだと思うんですがね。


しょっちゅう出てくるために、Hって言うのが面倒くさいので、簡単に「H+」で表しちまおう ってことなんですねb


決して、Hは水素の原子核だけの状態で存在するわけじゃありませんw





それから。

「価数」の説明を忘れてましたね。


価数とは何か。  ・・・簡単です。


その物質の分子1個が電離した時に生じる「」又は「OH-」の数。


つまり。


その物質の化学式に、とかOHとかがいくつ入ってるかを見れば、パッと見で判断できる、っていうことが多いですb

電離するHやOHは、わかりやすいように分子式の端っこに書いてあることが多いからです。まあ、そうでない場合もありますが。。。


例えば塩酸。

塩酸は、HClですね。 Hはいくつ入ってますか? 

・・・見たまんま。 1個。  だから塩酸は「1価の酸」というわけで。





例えば、硫酸。

硫酸は、HSO

Hは何個入ってますか? 「H」とあるように、二つ。

だから、硫酸は「2価の酸」と呼びます。




例えば、水酸化カルシウム。

Ca(OH)2 です。 OHは何個ありますか?

・・・これも見たまま、2個です。 だから、「2価の塩基」。

簡単でしょ?w



さらにここだけの話、水酸化○○には、それが何価の塩基なのかを調べる方法があります。


○○に入る物質が、一体何族の原子なのか。つまり、周期表の左から何列目にあるか、その「何列目」がそのまま「価数」になります。

例えば、1価の塩基である、水酸化ナトリウム。

ナトリウムは、1属の原子です。 だから、1価の塩基。


例えば、水酸化カルシウム。 上で見たように、これは2価の塩基です。

というわけで、カルシウムが周期表のどこにあるかを見ると・・・ちゃんと2属のところにありますね。


はい。今回の更新はここまでです。


あ、ちなみに、水素以外の1属の元素を「アルカリ金属元素」、2属の元素を「アルカリ土塁金属元素」と言ったりします。

なんかアルカリ性と関係あるオーラでてるっしょw


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posted by 真田正大 at 23:29 | Comment(5) | TrackBack(0) | 酸と塩基、中和と塩
この記事へのコメント
アルカリ性と塩基性の包含関係は、
「アルカリ性⊂塩基性」と聞いた。
Posted by 音兄崩す at 2006年05月10日 18:34
・・・。え、マジですかw
今後もそういう訂正とかあったらガリガリお願いしますw
Posted by 真田正大 at 2006年05月10日 21:55
酸や塩基の強弱についてですが、
塩酸は強酸、水酸化ナトリウムは強塩基
などは覚えるのでしょうか?

それとも考え方とかあるんですか?

それとテストなどで扱われやすい物質とその強弱
なども教えていただきたいです。


真田正大
覚えます。覚え方としては
塩酸・硫酸・硝酸が強酸。あとの酸は大体弱酸。
アルカリ金属とアルカリ土類金属の水酸化物が強塩基。あとの塩基は大体弱塩基。
という感じです。しかし、例外もありますので、あとは物質ごとに覚えることになります。
また、考え方についてですが、「何故それが強酸なのか」「何故この物質は完全に電離するのにあの物質はほとんど電離しないのか」という疑問は高校レベルでは解決できません。なので、物質ごとに覚えるしかない、ということになります。
Posted by やまかわ at 2010年10月10日 15:26
重箱の隅(ryでで恐縮ですが、
>アルカリ土塁金属元素
と書かれているのは、アルカリ土類金属のことでいいんですよね?
Posted by harukA at 2012年03月03日 17:29
自由研究のテーマに即していたのでとても助
かりました。ありがとうございました。
Posted by 中学生です at 2012年08月16日 10:22
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