さて、今回は「指数が整数でないとき」を勉強しましょう。
そうですね。
例えば、y=2xのグラフを書こうとしてみる。
2-2 2-1 20 21 22
この辺の値はわかる。つまり、xが整数のときの値はわかる。
順に1/4、2/4、1、2、4なので、
(-2,1/4) (-1,1/2) (0,1) (1,2) (2,4)
これらの点をとっていけばいい。
点をプロットしてみれば、こうなる。

しかし。
その点の間を、どうつなげばいいのかが、よくわからない!
・・・いやまあ、確かに、なめらかな曲線でうまいことつなげばいいんだろう、っていう感じはするけれども。
例えばですよ、
21/2はどういう値なんだっちゅう話ですよ!
1に2を1/2回かける
ってどういうことやねん!
とりあえず、1/2が0と1の間なので、
上のプロット図から考えても、
21/2は20と21の間、
つまり1と2の間にくるっぽいことは想像がつくけれども・・・・
・・・さて。ここでちょっとネタばらしをしてしまいますが。
y=2x のグラフを書くために、とりあえず作ってみた上のプロット図
なめらかな曲線で結べばよさそうな気がします、と言いました。
うん。実は、それでオッケーなんですね。ネタばらしということのほどでもないですがw
で、なめらかな曲線で結んで、それを使って21/2がどのくらいの値になるのか予想してみます。

どうでしょう。
緑の直線は補助的につけてみたものです。(0,1)と(1,2)を直線で結んで、中点をとってみました。
y=2xのグラフは曲がっているので、緑の直線よりも下側にきますね。
なので、21/2は、大体、1.4くらいになりそう・・・? そんな気がしますね。
さて。ここで。あることを思い出す必要があります。
それは、指数の計算法則です。
am×an=am+n
(am)n=amn
(ab)n=anbn
mとかnとかが整数の時、確かにそうなるっぽいことはなんとなくわかる。
それを、mとかnとかが整数でない時も、成り立つようにしてしまおうじゃないか!
am×an=am+n
これを使って、21/2×21/2を、ためしに計算してみよう。
いや、21/2が何なのかわからないってさっきから言ってるのに、そんな計算できるわけないじゃないか!
と、言いたくなりますが、この公式を使えば、計算できてしまいます。
やってみますと
21/2×21/2
=21/2+1/2
=21
=2
・・・ね。
さぁ、21/2の正体になんとなく近づけました。
つまり、21/2を2つ掛け合わせると、2になる
2つ掛け合わせると2になる、ってことは、それってつまり・・・
√2 ってこと!
さっき上の図から予想した値は「大体1.4」ということでしたが
√2=1.41421356・・・・ なので、図のほうも間違いなさそうです。
じゃあ、31/2は?
31/2×31/2
=31/2+1/2
=31
=3
なので、31/2は、二つ掛け合わせると3になる数、
つまり√3 です。
これで何が言えるかというと
a1/2=√a
ということがわかります!
じゃあ、23/2は?
これは、指数部分を、整数部分と、1より小さい部分に分解してみるとわかります。
23/2
=22/2+1/2
=21+1/2
=21×21/2
=2×√2
=2√2
ところで。
a1/2=√aということは、aは√の中に入っているので
負の数ではありえませんよね?
a1/2を考えるとき、実は、底aは負の数ではダメなんです!
指数が整数の時は、(-2)2=4 とか (-3)3=-27 とか
考えることができましたが
指数が整数でない場合、底は正の数じゃないとダメです!
理由は上で述べたように、√の中に負の数が入ってきてしまう可能性が出てくるからです。
では、21/3は?
これも同じように考えられます。
21/3を3回掛け合わせるんです。
21/3×21/3×21/3
=21/3+1/3+1/3
=21
=2
ね。3回かけると2になる、ということで
21/3=3√3 (三乗根3) です。
じゃあ、32/3はなんなのさ?
これは、指数の公式
(am)n=amn
を使います。
32/3
=31/3×2
=(31/3)2
=(3√3)2
これはこれ以上簡単にすることはできません。
つまり、32/3は、3の三乗根の2乗、です。
実は、先にあげた23/2も、答えは2√2ということでしたが、これは2の二乗根の3乗になってます。
つまり、指数の公式から何が言えるか、というと
ab/c は
aのc乗根のb乗 です!
式で書くと
ab/c = (c√a)b です。
ちなみに
ab/c = c√(ab)
ともかけます。
この場合は、aのb乗のc乗根、となります。
どちらも、同じ値を表しているので、大丈夫です。
さぁ!これで、指数が分数(有理数)の場合もいけるようになりました!
ただし、指数が整数じゃなくなった段階で、底>0という制約がついたことも忘れ去らないでくださいね。
さて。最後。
2xのグラフを書くとき、xは分数で表せるとは限りません。
2√2は、どうすればいいのか!
うーん。どうしよう。このままではまったく意味不明な値だ・・・
でもこれ、実はもう、なんとかなるんですよ。
√2=1.4142156・・・・ です。
で、21.41421356・・・の値を求めればいいわけですが
とりあえず、1.414くらいで計算すると
1.414=1414/1000
です。
なので、21.414は、2の千乗根の1414乗 です。
ほら!なんとか、まったく意味不明、っていう値ではなくなった!
計算はバカ難しいですが・・・・ まあ、求められなくは、ない・・・はず・・・コンピュータとか使えば・・・・多分・・・
で、これをさらに細かくしていって、1.41421356・・・についてやれば、どんどん正確に
2√2
の値が求められるということですよ!
はい!以上!これで、正の数aと自由なxについて、axが求められるようになりました!!
2xのグラフだって書ける、というわけですよ!
・・・まぁ、実際にこのグラフ書くとしたら、
(-2,1/4)(-2,1/2)(0,1)(1,2)(2,4)の点とって、それをなめらかな曲線で結ぶ、っていう方法でやりますけどねw
〜今回のまとめ〜
ab/c=(c√a)b
つまり、
aのc乗根のb乗
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